沖縄海邦銀行(新城一史頭取)は16日、国内最大のインターネットM&A総合支援プラットフォームを運営するバトンズ(東京都、神瀬悠一代表)と連携したと発表した。
県内小規模事業者の事業継承の円滑化や、行員のM&Aに関する書類作成を容易にする。バトンズは国内で55の銀行と提携しており、県内では海銀が初となる。
バトンズの運営するM&A総合支援プラットフォーム「BATONZ」との連携で、小規模事業者でもインターネットを活用し、全国規模で後継者を探すことができるようになる。登録している買い手のうち1万3494者が沖縄の事業者の買収に意欲を示しているとされ、後継者不在による廃業の減少が期待される。
高齢者などインターネットを使うのが難しい人のために、海銀が窓口となり、BATONZへ誘導する。
BATONZは契約までは無料で活用できるため、費用を抑えることができる。
また、金融機関専用M&Aシステム「B MASS」を導入することで、企業評価レポートや株式譲渡契約書のドラフトなどが簡単に作成できるようになる。M&Aに関しての動画セミナーなど行員への教育プログラムも実施する。
(與那覇智早)