農業経営の知恵を共有 次世代サミット、沖縄で初開催 きょうまで


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次世代農業サミットで、経営を取り巻く課題解決について議論する参加者=21日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 農業経営の先進的な取り組みや課題解決のノウハウを共有する「次世代農業サミット」(日本農業法人協会主催)が21日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで始まった。22日まで。オンラインを合わせて全国各地の農業法人や行政の関係者ら約180人が参加している。

 初日は参加者がグループに分かれ、攻めの農業や資金調達をテーマに自身の取り組みを紹介したり、意見を交わしたりした。講演では、野村アグリプランニング&アドバイザリー(東京)やアグリビジネス投資育成(同)の担当者が事業計画書策定のポイントや、先進事例を説明した。

 サミットは今回が10回目で、沖縄開催は初めて。県内からも畜産や野菜農家らが参加している。養鶏・農産物加工販売を手掛けるみやぎ農園(南城市)の小田哲也社長は「限られた資源で、沖縄で観光の次に重要な第一次産業をどう伸ばすか。県外からの視点も生かして発展できれば良い」と話した。
 (當山幸都)