国の「首里城復元に向けた技術検討委員会」北殿・南殿等ワーキンググループ(WG)の2022年度第3回会合が22日、那覇市の那覇第2地方合同庁舎で開かれた。北殿や南殿など、各施設の復元方針などを決定。南殿2階の内部間取りについて、前回の再建以後に発見された新資料などに基づいて再現するとした。
北殿や黄金御殿など、その他の施設については基本的に焼失前の状態に戻す。
このほか全体復元方針についても前回までのWGを踏まえた内容が反映され、全ての人々が利用しやすい施設に向けたユニバーサルデザインの導入や、展示資料の対象にオリジナルの美術工芸品を含む内容などが盛り込まれた。
国は今後、3月に開催予定の首里城復元に向けた技術検討委員会の22年度第2回会合で、WGで決定した復元方針案を示し、最終的な決定を目指す。
(武井悠)