カジュアル衣料品店「ユニクロ」は地域に密着したマーケティングや広報体制を強化するため、全国の地方で各地を担当する広報の配置を始めた。これまでに沖縄を含む7地域に配置した。
沖縄は昨年11月、イオンモール沖縄ライカム店の山田彩さんが就任。店舗でじかに客と接しながら、沖縄に即した情報発信を展開していく。
現在までにエリア担当が配置されたのは北海道、宮城、愛知、大阪、広島、福岡、沖縄の7地域。大都市圏に混じって沖縄に配置されたことについて、マーケティング部PRチームリーダーの赤松真紀さんは、大規模店が存在し営業体制がしっかりしていることに加え、他県とは異なる市場があることを挙げる。
2月20日現在の沖縄エリアのメンズ売れ筋アイテムトップ5は、1位にUエアリズムコットンオーバーサイズTシャツ、5位にヒートテックコットクルーネックTが入っている。赤松さんは「エアリズムとヒートテックが同時に5位内に入るのは沖縄だけ。売れる商品、時期とも他地域と違っていて驚くことが多い」と指摘する。
山田さんは昨年夏に県酒造組合とコラボし、県内限定で販売した泡盛Tシャツが好評だったことに触れ、「地域や店舗独自の展開を強化していきたい」と抱負を語った。
(玉城江梨子)