ローソン沖縄が買い物代行 那覇の33店舗で実験開始 CBクラウドと共同で


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買い物代行サービスの実験を開始するCBクラウドの松本隆一社長(左)とローソン沖縄の中西淳社長=28日、那覇市泉崎の琉球新報社

 ローソン沖縄(浦添市、中西淳社長)は物流スタートアップのCBクラウド(東京、松本隆一社長)と共同で、ローソン専用の買い物代行サービス「ピックゴーフォーローソン」の実験を1日から、那覇市内33店舗で開始した。県内コンビニで買い物代行サービスの導入は初めて。

 ローソン(東京)は2022年9月から東京・千葉・埼玉の33店舗で同サービスを実験展開している。体調不良、子育てや仕事などで外出ができない人のニーズを受け、「サービスはじわじわ伸びている」という。

 注文用サイトから商品を注文すると、マッチングされた配送パートナーが店で買い物を代行し、指定の場所まで届ける。取扱商品は弁当、おにぎり、デザート、日用品など約100アイテムで、注文から最短30分で届ける。サービス時間は午前6時から午後11時59分。商品の価格は店頭とは異なり、送料は1件480円(税抜き)。5月31日までは初回利用限定、先着千人送料無料キャンペーンを実施する。

 松本社長は県出身。荷主と配送パートナーを直接つなげるプラットフォーム「ピックゴー」を全国で展開している。松本社長は「沖縄でドライバーの新たな仕事を創出し、収入の安定化につなげると同時に、県民の利便性向上にも努めていきたい」と話した。
 (玉城江梨子)