瀬底 正志郎 
2023年度の沖縄県立高校一般入試と、県立特別支援学校高等部の入学者選抜（一般入学）が7、8の両日、県内各校で実施される。北谷町立桑江中学校では6日、県立高校を受験する3年生に向けた「受験生応援プロジェクトムービー」を校内で放映した。給食時間を活用して披露された動画には部活の後輩や恩師らが出演し「頑張れ！」とエールを送った。
動画は部活動編と教諭編の2部構成で、計15分。生徒会が1月から約2カ月をかけて制作した。給食時間になると、電子黒板で動画が映し出され、部活動各部による工夫を凝らした応援や、教諭らによるダンスなどで各教室を盛り上げた。
新型コロナウイルスの影響で黙食は続いているが、3年生に笑顔があふれた。3年生の一人（15）は「緊張がほぐれた。先生方や後輩の応援を背に頑張りたい」と意欲をみせた。
教諭編では、受験生らが卒業した北玉小と浜川小の教諭も参加し、激励した。生徒会長の瀬名波春道さん（14）は「（受験生の）先輩方が知っている小学校の先生方も応援している。それぞれの夢実現を目指して頑張ってほしい」と話した。
入試には、県立高校の全日制と定時制で1万1163人、県立特支校高等部で376人が志願している。県立高校は7日に国語、理科、英語、8日に社会、数学の学力検査がある。県立高と県立特支校高等部は、15日に各学校ホームページなどで合格者を発表する。
（名嘉一心、吉田早希）
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