沖縄県内で3年ぶりに国際クルーズ船が入港 石垣市


この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 貞治
石垣に入港した全長約285メートルの国際クルーズ船「ウエステルダム」=8日、石垣市の石垣港新港地区旅客船ターミナル

 【石垣】国際クルーズ船「ウエステルダム」(8万2862トン)が8日午前、石垣市の石垣港新港地区旅客船ターミナルに入港した。日本の国際クルーズ船の受け入れは、新型コロナウイルス拡大で2020年3月以降途絶えており、県内では3年ぶりの再開。国内では3月1日の清水港(静岡)に次いで第2号となった。9日に那覇港へ寄港する。

 ウエステルダムはオランダ船籍で、米ホーランド・アメリカラインが運営している。全長約285メートル、全幅約32メートル。客室は982室。船内にはレストランや劇場、プールなどの豪華な設備を備えている。

 2月27日にシンガポールを出港後、台湾などを経由し、石垣―那覇―高知―横浜のルートで寄港する。

 この日、ターミナル内で開かれたセレモニーで、ヴィンセント・スミット船長は「石垣には何度も来ている。今回きれいになった所や新しいものが見られてうれしい。今後も来る機会があると思う」とあいさつした。船は午後5時に那覇に向けて出港し、9日午前8時ごろに那覇港に寄港する。

 石垣にはウエステルダムを含め、国際クルーズ船5隻が今月寄港する予定。