マスク、公共交通やお店ではどうなる? 「個人判断」や「推奨」にする施設も 沖縄


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那覇バスターミナル(資料写真)

 新型コロナウイルス対策のマスク着用について、沖縄県内の公共交通機関や娯楽施設などでは13日以降、個人の判断となる場合が多くなる。一方で従業員は着用を続ける施設があるほか、着用は求めないが「推奨」する屋内施設もある。

 県内の路線バスは、乗客は個人判断に委ねるが、新型コロナが「5類」に移行する5月8日まで乗務員は着用する。混雑時は乗客にも着用を推奨するが、混雑の程度は客個別の判断となる。沖縄都市モノレールは、乗客と乗務員ともに車内での着用を推奨する方向で検討している。

 リウボウストアやイオン琉球の各店舗は当面の間、従業員のマスク着用は続けるが、客は個人の判断とする。店舗に貼っているマスク着用を求める掲示は12日までに撤去する。

 沖縄美ら海水族館は現在は館内でのマスク着用を求めているが、着用の「推奨」に変更する。カラオケマイムは対応を検討中だが、客は個人の判断とし、従業員は着用継続などの案が出ている。

 県立図書館は、カウンターなど利用者と接する職員は着用を継続するが、利用者は個人の判断に委ねる。沖縄コンベンションセンターや南城市文化センターシュガーホールなどはイベント主催者の判断に任せており、施設側からマスクの着用は求めない。
 (中村優希)