沖縄に修学旅行に訪れている兵庫県の近畿大付属豊岡高校の生徒6人が8日、地元で生産されたお米の「コウノトリ育むお米」を、那覇市のサンエーメインプレイス食品フロアで店頭販売した。総合学習の一環として、同米の消費量の多い沖縄でのフィールドワークを決めた。
サンエーでは、2010年からコウノトリ育むお米の販売を開始し、県内での取扱量は年間約315トンにのぼる。白米や玄米、パックライスのほかに、同米を使用したおにぎりや泡盛、酢なども販売している。
同校の奥田幸祐教諭は「ネットでなんでもわかってしまう時代だが、現地で話を聞いて体験し、自分たちの地域の価値を再確認してほしい」と取り組みの意義を語った。2年生の橋爪穂乃香さん(17)は「無農薬で安心・安全ないいお米だ。実際に手に取ってくれる人もいて嬉しい」と笑顔で話した。
(與那覇智早)