米軍基地警備員が携行する拳銃が暴発 沖縄・キャンプ瑞慶覧ゲート、けが人なし


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米軍キャンプ・フォスター(資料写真)

 沖縄県の米軍キャンプ瑞慶覧(フォスター)のゲートで2月14日、男性の日本人警備員が携行していた拳銃が暴発していたことが17日、分かった。けが人は出ていない。本紙の取材に対し米軍側は「日本人従業員の銃器事件については承知しているが現在調査中であり、これ以上、回答できることはない」と述べるにとどめた。沖縄防衛局は米軍側に詳細を確認しているが、17日時点で回答はないという。

 全駐労沖縄地区本部マリン支部によると、2月14日、ゲートの警備業務に就いていた日本人の男性基地従業員が携行していた拳銃が暴発した。人的、物的被害の情報はないという。県によると、米軍側からこの件に関する情報は寄せられていない。また北中城村や北谷町など、周辺自治体にも詳細な情報は伝えられていない。

 警備上必要がある場合に日本人警備員が基地内で銃を所持することは、日米地位協定で認められている。一方、全駐労は銃所持の危険性を訴えている。

(西銘研志郎、知念征尚)

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