沖縄地区税関は29日、那覇空港でスーツケースに覚醒剤約3キロ(末端価格約1億7千6百万円)を密輸しようとしたとして、ドイツ国籍の男性(80)を関税法違反で那覇地検に告発したと発表した。
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沖縄県警は覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で7日に逮捕。地検は29日、処分保留で男性を釈放した。那覇空港で覚醒剤が発見され摘発されたのは、コロナ禍前の2019年11月以来となる。県警は引き続き、組織的な関与などを含め捜査を進めるとしている。
沖縄税関によると、男性は7日、航空機で韓国の仁川国際空港から那覇空港に到着した。税関検査で二重工作したスーツケース内からビニール2袋に入った覚醒剤が発見された。関係者によると男性は「入っていることは知らなかった」と容疑を否認しているという。
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