泡盛メーカーのまさひろ酒造(糸満市、比嘉昌泰社長)は創業140周年を記念し、4月下旬に新商品の販売を計画している。発売に当たって商品名を隠して「謎の#シン泡盛」と称し、お試し用の100ミリリットルボトル1万4千本を4月1日より無料配布する。同社は「普段泡盛を飲まない方にも、サンプル品をきっかけに泡盛のおいしさを感じてほしい」とアピールしている。
新商品はおよそ2年半の歳月を掛けて開発した。まさひろ酒造によると、まろやかですっきり、軽やか爽やかといった表現が合う飲みやすさと、口に含むとフルーティーな風味を感じられる。アルコール度数は30度。同社が実施した他社も含めて商品名を伏せた試飲では、97人中85%の人が新商品を「おいしい」と評価したという。
無料配布は「ファーマーズマーケットいとまん」を皮切りに4月16日まで本島内の量販店などで実施し、詳細は同社ホームページで確認できる。同21日にはパレットくもじ前交通広場で、「シン泡盛」の詳細を発表することにしている。
比嘉社長は「ぜひ飲んでもらい、県民に選ばれる泡盛にしていきたい」と意気込んだ。
(小波津智也)