コロナ禍の制限緩和に伴い、2023年度の利用者増加を見込む沖縄都市モノレール。通勤通学や外国人観光客による従来の客層に加え、「てだこ浦西駅パークアンドライド駐車場」の活用で、さらなる需要の掘り起こしを目指す。
県都市計画・モノレール課によると、同駐車場の延べ利用台数は運用開始の19年度が半年で5万281台、20年度が8万5767台、21年度が10万9594台、22年度が15万3440台で、コロナ禍の中でも徐々に利用実績を上げている。
沖縄都市モノレールは昨年度、てだこ浦西駅から沖縄市の沖縄アリーナへのシャトルバスを運行する実証実験を行うなど、バスや自動車からの乗り継ぎ利用の可能性を探った。今年はバスケットボールのワールドカップ開催がある。
渡慶次道俊社長は「もっとパークアンドライドを利用してもらう仕掛けや、シャトルバスの運行と組み合わせた取り組みも考えていきたい」と述べ、利用促進に力を入れる考え。