肥料購入への補助、17日から申請を受け付け 沖縄県が価格上昇分を支援


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 肥料価格の高騰が続いていることを受け、沖縄県は2022年11月~23年3月に肥料(春肥)を購入した農家を対象に、コスト上昇分の15%を補助する支援事業を始める。17日から6月12日まで申請を受け付ける。

 肥料価格高騰を受けた支援策には、コスト上昇分の7割を補助する国の事業と、県の事業とがある。県事業は、化学肥料の2割低減に取り組むなどの国事業にある参加要件は設けない。

 昨年の秋肥(6~10月購入分)に対する支援では、県内約6千人の農家が県の補助を受けた。県営農支援課の能登拓課長は「積極的に活用し、少しでも肥料コスト低減につなげていただきたい」と話した。

 申請はJAなどの農業団体や、農家5戸以上のグループでできる。
 (當山幸都)