おきなわフィナンシャルグループ(OFG、山城正保社長)は21日、2030年度を目標に、二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」をグループ内で目指すと発表した。
電源機器の省エネ化や電気自動車(EV)の導入のほか、太陽光設備導入など再生可能エネルギー由来の電力への切り替え、事業施設のZEB(ネットゼロエネルギービル)化などを進める。
企業活動などで排出されるCO2の排出量削減については、「スコープ」と呼ばれる、国際的な基準で定義された温室効果ガスの排出量算定の考え方がある。
OFGは、自社によるガソリン、ガスなどの直接排出量(スコープ1)と、他社から供給される電気、熱といった間接排出量(スコープ2)について、「実質『ゼロ』を目指す」としている。
OFGは21年10月に「気候変動関連財務情報開示タスクフォース」提言への賛同表明を行い、気候変動に関してさまざまな施策を実施している。
(當山幸都)