中国と戦争起こる? 「10年以上ない」が最多45% 台湾・世論調査


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 台湾中央研究院社会学研究所は2022年6~7月、全国電話世論調査を実施した。台湾と中国との戦争がいつ起こるかについて、「10年以上」後との回答が最も多く45.0%に達した。「永遠に起こらない」が5.6%、「日程は分からないが、将来的に戦争の可能性は否定できない」が1.9%だった。

 「10年以内」が19.8%、「5年以内」が17.3%、「2年以内」は3.1%だった。中国大陸政府を「敵と見ている」と回答した人は39.8%だったのに対し、「敵」と見ていない人は55.6%だった。

 電話世論調査は澎湖(ほうこ)諸島や馬祖(ばそ)列島を含む全土で実施された。電話したのは2万7600件で、うち18歳から65歳以上までの男女1214人から回答を得た。年代別では65歳以上の回答が最も多く22.18%で、50代19.76%、40代18.95%、30代13.55%などと続いた。
 (中村万里子)