「連載:東アジアの沖縄」の記事一覧
“台湾有事”を巡り、沖縄周辺で軍備強化が進む状況に、沖縄では懸念が強まっている。連載「東アジアの沖縄」では、かつて政治に翻弄されてきた人々に話を聞きながら、東アジアに生きる人々の目線から歴史や交流をひもとき、未来を探っていく。
琉球新報の取材班に「優秀賞」 新聞労連大賞 南西シフト報道
2024/01/20
#新聞労連
新聞労連(石川昌義中央執行委員長)は19日、第28回新聞労連ジャーナリズム大賞(新聞労連主催)の入賞作品を発表し、琉球新報の「防衛力の南西シフトなど、激化する ...
日本の「先兵」となった沖縄 台湾出兵に謝罪する研究者 平和希求し加害と向き合う <東アジアの沖縄・第3部「交流の足跡」>7(終)
「琉球人の遭難によって、『台湾出兵』の原因をつくったことを謝罪します」。2004年11月、台湾南部の牡丹郷で開かれたシンポジウムで沖縄大客員教授の又吉盛清さん ...
琉大の名誉教授が葛藤を超え、研究続けた先に見えた「琉球人の生き方」とは<東アジアの沖縄・第3部「交流の足跡」>6
「中国語とウチナーグチができて初めて使える資料がある。中国語をやってみたら」 当時琉球大の学生だった上里賢一さん(79)が中国語を始めたきっかけは、琉球語の ...
世界観を変えた「琉球漢詩」 葛藤超え、研究の先に見えた「琉球人の生き方」とは<東アジアの沖縄・第3部「交流の足跡」>6
「中国語とウチナーグチができて初めて使える資料がある。中国語をやってみたら」 当時琉球大の学生だった上里賢一さん(79)が中国語を始めたきっかけは、琉球語の ...
「厳戒令」下から40年続く中・台・沖の「学術会議」 “政治の溝”越える最先端の研究<東アジアの沖縄・第3部「交流の足跡」>5
「世界トップレベルの研究水準だと思う」。約40年続く沖縄、台湾、中国の研究者らでつくる「中琉歴史関係国際学術会議」を主導してきたのが名桜大特任教授の赤嶺守さん ...
「パイン王」の孫が願う交流・発展 「沖縄のフルーツ、台湾抜きに考えられない」<東アジアの沖縄・第3部「交流の足跡」>4
パイナップル、マンゴー、ドラゴンフルーツ、パッションフルーツ、スターフルーツ…。今はなじみの沖縄の南国フルーツ。苗は元々、台湾から持ち込まれたものだった。「沖 ...
「私の島ってそんなに暗いっけ?」与那国島で中国語学んだ女性が願う未来 <東アジアの沖縄・第3部「交流の足跡」>3
「你叫什麼名字(ニージャオシェンムォミンズー)?(名前は何ですか)」「你幾歳(ニージーシュエイ)?(何歳ですか)」。9月中旬、与那国町の久部良小学校に中国語が ...
ある日置かれた「メモ」、突然の「自衛隊誘致」 与那国、元自民所属の町議が語る「自立」目指した特区申請 <東アジアの沖縄・第3部「交流の足跡」>2
アジアとの“交流拠点”として島を発展させ、人口減少に立ち向かうはずだった。畜産業を営む小嶺博泉(ひろもと)さん(52)ら各層の30人あまりが膝を突き合わせ、2 ...
「未曾有の繁栄ぶり」支えた密貿易 広がるルートはインドまで 台湾から人や物、与那国が取引の拠点に <東アジアの沖縄・第3部「交流の足跡」>1
与那国島は、1946~50年ごろにかけ、台湾からの食料や日用品と、那覇や糸満など本島からの商人が米軍からの“戦果”を物々交換する取引の拠点になった。いわゆる「 ...
“日本人”として動員された台湾の人々 元軍看護婦が屈辱を感じた瞬間 <東アジアの沖縄・第2部「戦争の傷痕」>⑤
日本のため上海の陸軍病院で看護婦として身を粉にして働いた経験を語る廖淑霞さん=6月、糸満市 “日本人”として動員された台湾の人々の戦後処理は終わっていない―。 ...
「日本人の鬼っ子」中国人の憎しみに傷付く 満洲に生まれ中国に残った宮里竹子さん 加害と残留孤児の歴史継承を <東アジアの沖縄・第2部「戦争の傷痕」>④
「日本が中国にどれほど加害をしたか知ることが友好や平和につながる」と話す宮里竹子さん=6月、浦添市 「日本人の鬼っ子!」。宮里竹子さん(78)=浦添市=は38 ...
「抗日勝利」祝う台湾から引き揚げ 元高雄一中学徒・宮城政三郞さん 敗戦の惨めさかみしめ 「同じ過ち繰り返さないで」 <東アジアの沖縄・第2部「戦争の傷痕」>③
台湾からの引き揚げ時に見た光景を語る宮城政三郎さん=1月、那覇市 1945年11月、宮城政三郎さん(95)=当時(17)、那覇市=の一家は台湾から与那国へ引き ...
「誰のため、何にために戦ったのか」 元特攻隊員・陳さん 戦後、日本は台湾を「見捨てた」 <東アジアの沖縄・第2部「戦争の傷痕」>②
「われわれ台湾人は、何のために誰のために戦ったのか」と話す陳金村さん=3月、台北市 台北市に住む陳金村(ちぇんじんちゅん)さん(95)は1944年8月、16歳 ...
10代の子どもが最前線に 14歳で召集された蔡焜霖さん 台湾で学徒隊、訓練の日々<東アジアの沖縄・第2部「戦争の傷痕」>①
戦時中、14歳で学徒動員された蔡焜霖さん。政治弾圧「白色テロ」の歴史を伝える国家人権博物館で体験を語り継いでいる=3月、台北市 沖縄戦では10代の今で言う中高 ...
憧れた“祖国”から弾圧 2・28事件で逮捕、拷問も 台湾の元学徒・蔡焜霖さん 権力への抵抗、重なる沖縄<東アジアの沖縄・第2部「戦争の傷痕>①の続き
政治弾圧で殺された友人の名前を指さす蔡焜霖さん=3月、台北市の国家人権博物館 「きょうは重要な放送がある」。1945年8月15日、部隊長に集められた学徒兵の蔡 ...
沖縄犠牲の平和「利己主義」 自衛と反戦のはざまで葛藤 台湾中央研究院・呉叡人さん <東アジアの沖縄・第1部「有事」への眼>番外編
「どうすればいいか沖縄の友人たちに聞きたい」と自衛と反戦の狭間で葛藤する中央研究院台湾史研究所の呉叡人副研究員=3月、台湾 台湾の人々の中には、中国の侵攻に備 ...
日中は故郷「戦争だめ」 県内在住、中国出身者、嫌悪、差別に不安募る<東アジアの沖縄・第1部「有事」への眼>4
「戦争は絶対だめ」と話す日本沖縄華僑華人総会の東江芝軍会長=3月、那覇市古島 「台湾有事」を巡って日中関係が悪化する中、沖縄で結婚し、日本国籍を取得した中国出 ...
沖縄で学び実感「戦争で問題解決できない」 中国人留学生のワンチーリンさん <東アジアの沖縄・第1部「有事」への眼>3
「沖縄の平和の思いを広げたい」と話す中国人留学生のワンチーリンさん=3月、琉球大学 武漢大の博士課程に在籍する中国湖北省出身の万〓■(ワンチーリン)さん(27 ...
沖縄の問題「自分ごととして考えるように」 台湾で基地反対運動に取り組む理由 陳伊品さん <東アジアの沖縄・第1部「有事」への眼>2
「台湾のために米中が戦争になるとは思っていない」と話す陳伊品さん=3月、台中市 台中市の臨海地区にあるショッピングモール。前日まで近くに台湾軍の軍艦が寄港し、 ...
台湾「2・28事件」遺族 「沖縄と対話を重ね、互いの理解を深める」 平和な未来へ一緒に答えを <東アジアの沖縄・第1部「有事」への眼>①
基隆港にかかる和平橋。左側が和平島(ウチナー民間大使の陳保佑さん提供) 蕭瑞雲(シァオルェイユン)さん(87)が生まれ育った和平島には戦前、多くの沖縄出身の漁 ...
沖縄と台湾、国策に虐げられた痛み重ねて 「人権問題」共に苦しまない未来望み<東アジアの沖縄・第1部「有事」への眼>①
2・28事件や戦前の沖縄の人との交流について話す蕭瑞雲さん(中央)と孫の許仁碩さん(左)、楊語珊さん(右)=3月、台北市の228和平公園 台北中心部には194 ...
「みんな食べて飲んでいつも通り」 台湾の人々は“有事”をどう感じる? 現地を訪れた記者がルポ〈東アジアの沖縄 第1部「有事」への眼 プロローグ〉
“台湾有事”を巡り、沖縄周辺で軍備強化が進む状況に、沖縄では懸念が強まっている。連載「東アジアの沖縄」では、政治に翻弄されてきた人々に話を聞きながら、東アジア ...
中国と戦争起こる? 「10年以上ない」が最多45% 台湾・世論調査
2023/04/30
#中国
台湾中央研究院社会学研究所は2022年6~7月、全国電話世論調査を実施した。台湾と中国との戦争がいつ起こるかについて、「10年以上」後との回答が最も多く45. ...
いま注目のニュース
一覧へ