おきなわFG、増収増益 23年3月期連結決算 コア業務純益が大幅増


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 沖縄銀行を傘下に置くおきなわファイナンシャルグループ(山城正保社長)の2023年3月期連結決算(対象子会社10社)は、経常収益が前期比4・3%増の526億8700万円、経常利益は同7・2%増の85億8100万円で増収増益だった。純利益は同16・4%増の58億3500万円。投資信託の解約益などが利益を押し上げた。

 銀行単体は経常収益が同5・7%増の377億8700万円、経常利益は同6・2%増の72億1900万円、純利益は同9・8%増の50億6600万円だった。本業のもうけを示すコア業務純益が29・6%増の99億4500万円で大幅に増加した。コンサルタント事業なども効果的に稼働した。人件費など経費軽減も収益を下支えした。

 与信費用は前期比で3億1900万円減の15億円と改善。利息減少の中でも事業性貸し出しを積極的に推進した。24年3月期は経常収益が前年並みの527億円、経常利益は4・8%増の90億円、純利益は4・5%増の61億円を予想する。

 山城社長は「貸出金は県内地銀の中でも伸びは大きく、今後につながると思う」と語った。

(謝花史哲)