14日の県民大会には、名護市の大浦湾付近の海上でカヌーに乗り辺野古の新基地建設に反対するカヌーチーム「辺野古ぶるー」のメンバーで、教育関係者の安里邦夫さん(50)と瑞穂さん(49)夫妻の姿があった。
瑞穂さんは子や孫に沖縄の海や平和な暮らしを残したいという思いから、これまで県民大会に20回ほど参加してきた。「若い人にとって基地のある沖縄が日常となってしまい、問題が分かりづらいのかもしれない。インターネットを活用して県外や国外ともつながりをつくってほしい」と願った。邦夫さんは「民主主義の本質は意見を言うこと。どんどん自分の意見を言ってほしい」と次世代に思いを寄せた。
邦夫さんは「海が壊されるのを見ると涙が出てくる。基地建設を監視し、抗議することで少しでも進行を遅らせ、多くの人にアピールして世論を動かしたい」と胸中を語った。
(西田悠)