沖縄総合事務局は13日、農林水産祭むらづくり部門で、オクラを通して農業振興を図るうるま市勝連南風原区が農林水産大臣賞を受賞したと発表した。同日、総合事務局で伝達式があり、仲程倫由次長から牧門司区長に表彰状が贈られた。牧門区長は「表彰を区民全員が喜んでいる。南風原区ではオクラを中心に農業展開しているが、今後は賞に負けないよう区づくりを頑張っていきたい」と抱負を述べた。
世界遺産の勝連城跡のふもとにある勝連南風原集落は、2005年に県内初のオクラの拠点産地して認定され、「オクラ麺」を開発するなど、農業を中心とした村づくりを進めている。また、集落から悪疫を追い払う行事「シマクサラー」などの伝統行事の継承を続けている。
農林水産祭は、農林水産従事者の技術改善や経営発展への意欲向上のため、毎年実施している。大臣賞は天皇杯など3大大賞に次ぐ賞。【琉球新報電子版】