沖縄電力、値上げを再申請 標準家庭で6月から11.4%増の9265円


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 沖縄電力(浦添市)は16日、電気料金の規制料金について、標準的な家庭(従量電灯、月間使用量260キロワット時)で33.3%の値上げを政府に再申請した。政府による電気代の負担軽減策を含めると、6月からの標準的な家庭の電気代は月額9265円で、現行の8314円から951円(11.4%)増となる。

 政府が同日午前、値上げの査定方針を固めたことを受け申請内容を補正し、値上げ幅を当初(昨年11月)の39.3%から6ポイント圧縮し再申請した。認可されれば、6月1日の使用分から値上げする。政府の負担軽減策がない場合の標準家庭の月額料金は1万1085円(現行から33.3%増)。

 県内の電気料金については、6月から内閣府と県による追加支援も予定されており、実際の電気料金はさらに抑制される見込み。

 沖電は家庭向けのほか、企業向けの「高圧」の規制料金についても値上げを再申請した。