JAおきなわは15日、那覇市のノボテル沖縄那覇でトルコギキョウの生産出荷10年を祝して記念式典を開催した。生産農家や県外の花き市場関係者、種苗会社や資材関係者らが出席し、生産のコツや今シーズンの苦労を語り合うとともに、今後の生産増を誓った。
JAおきなわの前田典男理事長は「東日本大震災でキクの需要が落ち、沖縄の次なる生産品目としてトルコギキョウの生産を始めた」と振り返り「10年間でここまで成長し、安定してきていることは大変喜ばしい」と笑顔を見せ、これまでの生産の歩みなどを振り返った。
生産者代表の花き協議会の知花貫徹会長は「今シーズンの生産は農家と販売、流通間でのコミュニケーション不足による反省も多くあった。来シーズンからは人手不足などの問題にも取り組み、生産を増やしていきたい」と意気込んだ。
優良出荷者の表彰式もあり、秀品率賞を受賞した眞榮田宗克さんは「トルコギキョウの生産は2年目で、先輩の農家さんや指導員の方のおかげで良い成績を残すことができた」と祝福に応えた。
(福田修平)