サトウキビの搾りかすがノートや靴下に 廃棄せず製品へアップサイクル 小渡社長「バガスは速乾、消臭の効果も」


この記事を書いた人 琉球新報社
サトウキビの搾りかすから生まれた新商品を紹介するバガスアップサイクルの小渡晋治社長(中央)と開発を担当したCurelabo広報の大本夕貴さん(右)、ゆがふ製糖の島尻勝広社長=17日、うるま市のゆがふ製糖

 アパレル会社のBAGASSE UPCYCLE(バガスアップサイクル、那覇市、小渡晋治社長)は、ゆがふ製糖(うるま市)からサトウキビの搾りかすである「バガス」の提供を受け、バガスを利用したノートや靴下、長袖のかりゆしウェアを開発した。本年度以降、生産・販売を開始する。

 17日に会見し、バガスから生まれた新商品を紹介したバガスアップサイクルの小渡社長は「質のいい製品だ。バガスは速乾、消臭などの効果もあるのでぜひ使って実感してほしい」とPRした。

 同社はうるま市とも連携し、県内の学生に向けた工場見学や製糖の歴史を学べるツアーを計画しており、地域全体の経済の発展にも貢献しているという。
 (福田修平)