【東京】石垣牛流通協議会(植村光一郎会長)は17日、都内の京王プラザホテルで2023年度の総会を開いた。石垣牛のおいしさの訴求や生産工程の優位性のアピール、生活者への啓蒙(けいもう)などの活動などを通してブランド戦略を引き続き進める事業を決めた。
また今後の事業展開で植村会長は「石垣牛の需給関係を首都圏でつくっているが、これが完成した後は世界に打って出て、価格の安定を図っていこうと考えている」と述べ、海外展開を視野に入れる考えを示した。
総会で中山義隆石垣市長とJAおきなわの前田典男理事長は、供給面での課題に言及。年間約1300頭の出荷を念頭にしつつ千頭に届かない現状を説明し「責任生産地としていかに力を入れていくかが課題」と述べた。
(斎藤学)