全長315.8メートルの最大客船が寄港へ ベリッシマ、来年1~3月に那覇発着クルーズ 沖縄


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24年に那覇発着クルーズを実施するジャンボツアーズの谷村勝己社長(左)とMSCクルーズジャパンのオリビエロ・モレリ社長=23日、県庁

 MSCクルーズ(スイス)は来年1~3月、日本発着クルーズ史上最大のベリッシマ(全長315.8メートル、17万1598トン)を那覇市の若狭クルーズターミナルに配船し、那覇発着クルーズを実施する。ジャンボツアーズ(那覇市、谷村勝己社長)は期間中、同クルーズ船客室を1万500室買い取り、販売する。

 県が掲げる、観光客が航空機で沖縄を訪れクルーズ船に乗り換える旅行「フライ&クルーズ」の先駆けとして、日本各地や諸外国、県民に向けて販売する。全14回で、5泊と6泊のプランを設ける。那覇、宮古、石垣、基隆へ寄港する。

 桜のシーズンや各地のイベントなどで、県内の周遊を図り、リピーターの獲得を目指す。船内のアーケードでもお土産などを販売する沖縄ブースを設ける。

 MSCクルーズジャパンのオリビエロ・モレリ社長は「若い人や単身の人なども含め、全ての人を対象としたい」と話した。谷村社長は「2年半にわたり構想を練ってきた。県民には特別価格で販売する」とPRした。

 6月14日に那覇市泉崎の琉球新報ホールでクルーズフェスティバルを開き、同日から販売を開始する。
 (與那覇智早)