「ハブとマングースの対話」表彰 沖縄広告協が「広告賞」贈賞式 2県紙とADK社制作


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広告賞の贈賞式。(左から)琉球新報社の松元剛常務取締役広告事業局長、安仁屋聡沖縄広告協会理事長、審査委員代理の宮国薫子琉球大学学長補佐、ADK社の今野翔太さん、堤瑛里子さん、沖縄タイムス社の友寄東営業局長=24日、那覇市の沖縄産業支援センター

 沖縄広告協会は24日、那覇市の沖縄産業支援センターで第41回「広告賞」の贈賞式を開き、総合グランプリに輝いた琉球新報社と沖縄タイムス社の2県紙の共同企画でADKマーケティング・ソリューションズが制作した「ハブとマングースの対話」を表彰した。

 広告紙面は2022年5月の沖縄の日本復帰50年に合わせ、競い合う2紙のうち琉球新報がマングース、沖縄タイムスがハブをそれぞれ掲載した。天敵同士を反戦平和のモチーフに据え、「争いをやめて平和な世界を目指そう」とうたうメッセージを発した。

 講評は「まさに沖縄の現実的課題を見直し、沖縄の未来のあるべき姿を、県民一人一人に考えていただきたいという強いメッセージ性を感じた」とたたえた。

 その他、高得点を挙げた作品のうち金秀ホールディングスの「金秀グループ75周年PV」や琉球放送の「ガンダムワールドコントラストin沖縄」は「デジタルメディア独自の技術を活用し、最後まで再生させる魅力ある素晴らしい作品だった」と評した。

 今回は全16部門に229点の応募があり、45作品が入賞した。

 「ハブとマングースの対話」は第2回鈴木三郎助全広連地域広告大賞で全国一にも輝いた。
 (謝花史哲)