力自慢43人が熱戦繰り広げる 伝統の牧志ウガン角力、4年ぶり開催


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牧志ウガン奉納全島角力選手権大会で激しいぶつかり合いを見せる軽量級の選手=28日、那覇市の牧志公園

 【那覇】2023年度牧志ウガン奉納全島角力選手権大会(牧志青年会主催)が5月28日、那覇市の牧志公園(牧志ウガン)で4年ぶりに開催された。県内各地から力自慢43人が参加し、熱戦を繰り広げた。重量級(75キロ以上)で崎原永佑さん(宜野湾市)、軽量級(75キロ以下)で仲村昭平さん(久米島町)が優勝した。前回大会まであった中量級は今大会からなくなった。

 牧志ウガンでの沖縄角力は、300年余の伝統があり、牧志地域の発展を祈願し奉納される。軽量級に出場した牧志青年会の高良真太郎会長は「コロナ禍で中止が続いたこともあり今回の開催をうれしく思う。沖縄角力は迫力ある技の掛け合いが魅力であり、多くの方に見てほしい」と語った。

 優勝者以外の入賞者は次の通り。(敬称略)

 【重量級】(2)政井英明(宜野座村)(3)當真一功(南風原町)▽敢闘賞 仲宗根竜希(北大東村)【軽量級】(2)泰川剛兆(那覇市)(3)宇根千絢(久米島町)▽敢闘賞 大村健太(同町)▽技能賞 高志保健(牧志)