コラソン開幕2連勝 JHL2戦目


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは15日、山梨県の緑が丘スポーツ公園体育館で今季2戦目を行い、昨季8位のトヨタ紡織九州を36―29で破って開幕2連勝を飾った。暫定順位は1位トヨタ車体、2位コラソン、3位大崎電気となった。

 コラソンの次戦は21、22日、いずれも午後2時から浦添市民体育館でホーム戦を行う。21日は北陸電力、22日はトヨタ車体と対戦する。

◆36得点、後半一気に加速/持ち味の堅守速攻存分
 14日の開幕戦に続き、この日も後半に強さを見せた。東長濱秀吉監督も「36得点はすごい。離すべきところで離すことができた」と好スコアでの勝利に満足げだ。開幕から2連敗した昨季とは一転して好発進し、新戦力による“新陳代謝”にも期待が持てる内容だった。
 前半はシュートミスから逆速攻を許すなどリズムに乗れず、1点リードで折り返した。後半も12分半まで取っては取り返す展開。エース棚原良のシュートなどで耐える中、相手GKの退場で流れは一気にコラソンへ。GK石田孝一を中心に持ち味の守備力を発揮して攻撃へつなげると、赤塚孝治や棚原らが速攻で畳み掛け、残り10分からは6連続得点で突き放した。
 登録14人が全員出場を果たし、新人3人が同時にコートに立つ場面もあった。移籍組の赤塚は後半だけで6点を決め、棚原と並ぶ攻撃の軸になりつつある。21日の北陸電力とのホーム初戦は、赤塚にとって古巣との対決で「ホーム戦の独特の雰囲気を力に変えて、しっかり見せつけたい」と意気込む。さらに22日は現在首位でコラソンがいまだ勝利のないトヨタ車体との対戦が控える。棚原は「今の勢いなら勝てると思う。ファンの皆さんと勝利を喜びたい」と加速を誓った。