OCVB、下地会長が3期目へ 観光回復に向け県が続投判断


この記事を書いた人 琉球新報社
下地芳郎氏

 沖縄県は9日までに、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の下地芳郎会長を続投させる方針を固めた。OCVBの会長が3期目を務めるのは初めて。

 下地氏は県職員として観光行政に長く携わり、観光政策統括監も務めた。琉球大国際地域創造学部教授に転じた後、2019年に会長に就任。21年に再任された。

 OCVBの会長職が知事との兼任でなくなり、常勤職となった2003年以降、歴代の会長は2期4年が最長だった。

 県はコロナ禍からの観光回復を着実に進めるため、下地氏の知見が引き続き必要と判断し、3期目を任せることにした。

 OCVBの人事は、予定されている今月20日の評議員会と、22日の理事会で正式に決定される。
 (沖田有吾、與那覇智早)