【東京】浜田靖一防衛相は13日の閣議後の会見で、先島諸島などへの地対空誘導弾パトリオット(PAC3)部隊を展開する「破壊措置命令」の延長について具体的な期間を問われたが「各種情報の分析・評価などに基づいて合理的な期間を定めているが、期間を具体的に申し上げることはその分析・評価の内容が明らかになる恐れがあるため困難」として答えなかった。
おおまかな目安も示すことはできないかという質問にも、同じ理由で答えを控えた上で「今後、態勢維持に関し、お知らせできることがあれば速やかに知らせたい」と述べるにとどめた。
防衛省は北朝鮮の衛星発射で日本領域に物体が落下する万が一の事態に備え、PAC3やイージス艦を展開している。発射予告期間(5月31日~6月11日)を過ぎたが、北朝鮮が再び発射を試みる意向を示しており、防衛省は迎撃態勢を継続することを決めた。
石垣市では新港地区にも展開しており、港湾労働者らが一時、安全確保の観点から自宅待機を検討していた。(明真南斗)