台風2号 農林水産への被害額7億2709万円 収穫終盤のモズクや漁港 沖縄


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沖縄県庁

 沖縄県農林水産部は13日、台風2号の被害額(第3報)が7億2709万円に上ると発表した。今回の発表では、うるま市や伊江村、今帰仁村でモズク被害が1279万円、うるま市や糸満市ではモズク網が傷つくなど、240万円の施設被害が出ていることが明らかになった。そのほか、第2報で、宮古島市の久松漁港の護岸、佐良浜漁港の浮桟橋などの破損で1億1500万円の被害が出ていたことも報告された。国頭村の林道で斜面が崩壊するなどして60万円の被害も出ていた。

 モズクは収穫期の終盤だったが、まだ収穫を終えていない漁師が損失を被った。またモズクの網は1枚あたり2千~3千円と高価で、網の被害も痛手となる。
 (福田修平)