県内初のドローン操縦、6人合格 「救助や点検分野などに期待」 JDO沖縄、2等資格試験


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ドローン操縦の2等資格試験に臨んだ参加者ら=7日、糸満市平和創造の森公園(提供)

 ドローンの操縦士資格認定事業などを手掛ける日本ドローン機構(JDO、東京)の沖縄支部は7日、糸満市平和創造の森公園で、2等無人航空機操縦士の実地試験を開いた。県内初という。ドローン技術を学ぶ「JDOスクール」の恩納校などでインストラクターを務める6人が受験し、合格した。

 無人航空機を飛行させるために必要な技能を有することを証明する資格制度で昨年12月に施行された。指定試験機関が学科や実地試験などを行う。第三者上空を飛行させることができる1等と、空港周辺など立入管理区画上空の飛行が認められる2等の2種類があり、2等資格保持者は一部国への許可申請が簡略化されるという。

 JDO糸満校の仲座尚吾代表は「救助や点検分野、運搬、農業、警備などの現場で活躍が期待される」と普及拡大に意欲を示した。
 (謝花史哲)