沖縄県農林水産部は14日、2022年産の県産マンゴー生産量が21年比で406トン(18.4%)減の1796トンだったことを発表した。コロナ禍で消費が落ち込んだ20年に着果制限をした影響で、21年は果樹の状態が改善して豊作だったが、22年は2、3の両月の日照不足で着果率が低くなったことや、梅雨時の降水量が例年より多かったことで前年より生産量を落とした。平年比でも1.9%下回った。
全地区で21年より減少しており、出荷量が一番多い宮古地区で24.1%減の620トンと大きく生産量を減らした。
23年の予測量は、前年の多雨の影響が残っているとして、22年比3%減の1742トン。八重山地区と北部地区は平年通りの生産を見込んでおり、微増と予測している。
県の前門尚美農林水産部長は「引き続き県産マンゴーの生産拡大支援をしていく。人の動きも戻ってきているので消費拡大も望める」と述べた。
(福田修平)