宜野湾の戦争 実相知って 博物館でパネル展


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 山城 祐樹
宜野湾での沖縄戦の様子について資料に見入る来場者=17日、宜野湾市立博物館

 米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の市立博物館で17日、慰霊の日を前にした企画展・沖縄戦の中の宜野湾が始まった。嘉数高台など沖縄戦の激戦地となった宜野湾の様子や、米軍基地建設の経緯、狭い収容所で人々が生活を送った戦後の様子などを資料や写真などで紹介している。7月9日まで。今回は戦争に向けた疎開の記録を企画展示したほか、ロビーでは保存・公開の取り組みがある日本軍の第32軍司令部壕に関する展示も同時開催されている。宜野湾村(当時)は沖縄戦で人口の27%に相当する3600人が命を落とした。「根こそぎ動員」で爆弾を抱えて米軍に突撃しようとしたものの、銃殺された少年兵の写真も展示されている。

 博物館の平敷兼哉館長は「最近の状況を見ると、なお一層、沖縄戦の実相を知ることで世界の在り方を考えるきっかけになる」と来場を呼びかけた。 (島袋良太)