沖縄都市モノレール(ゆいレール、渡慶次道俊社長)は20日、3両化車両の運行を8月10日から始めると発表した。同社の開業20年の節目の日に当たり、記念式典後に出発する。運行開始後は朝夕の通勤・帰宅ラッシュの時間帯を中心に3両編成を走らせ、混雑解消につなげる。
渡慶次社長は「県民や関係者の関心の高さを感じる。インバウンドも増える中で、混雑緩和に効果を発揮させたい」と強調した。
運行開始に向けて、6月19日から運転士の習熟運転が始まった。3両化車両は現在2編成あり、本年度内に4編成となり、2024年度以降に9編成まで増える計画。2両車両も16編成が運行する。
3両化に対応するための全19駅舎のホーム、ドアの設置工事は7月上旬に完了予定で、同月中に連動試験を実施する。一部駅舎では運転士の視認性を確保する補助カメラが設置される。
運行開始に先立ち、7月2日にてだこ浦西駅である「ゆいレール祭り」で3両化車両を初めて一般公開する。