法定アルコール検査を失念し那覇着など4便遅延 スカイマーク 福岡空港


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スカイマーク機(資料写真)

 スカイマークは19日、福岡空港で、出発前の機体をチェックする60代の男性整備士が、就業前の法定アルコール検査を失念し、そのまま業務に就いていたと発表した。別の整備士の派遣など対応に時間がかかり、那覇発便など計4便が最大約2時間遅れ、約700人に影響した。アルコールは摂取していなかったという。

 那覇発着便で遅延が発生したのは、午前8時福岡発で同9時40分那覇着の便と、同10時25分那覇発で午後12時半羽田着の2便で、それぞれ約2時間遅れた。

 スカイマークによると就業前のアルコール検査には社独自の検査と法定検査がある。男性は、社の検査は通過していた。整備をしていたところ、責任者が書類のチェックで法定アルコール検査が未実施だったことを見つけ、別の整備士を派遣した。法定検査は作業前に実施することが義務付けられており、未実施の場合、その日は就業できないという。

 同社の洞駿社長は「多大なご迷惑をおかけしましたことを深くおわびいたします」とコメントを出した。

(與那覇智早)