御菓子御殿が新タルト 「ハイビスカスチーズ」 紅イモ不足カバー、定番化目指す


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
新商品「ハイビスカスチーズタルト」をPRする御菓子御殿の澤岻英樹社長(右)と仲宗根巧マーケティング本郡総合企画室係長=16日、読谷村宇座の同社本店

 【読谷】御菓子御殿(沖縄県読谷村、澤岻英樹社長)は17日、新商品「ハイビスカスチーズタルト」を発売した。県産のシークヮーサー、ハイビスカス、北海道産クリームチーズも使用している。クリームチーズは、沖縄と北海道の特産品を集めて昨年開催された「どさんこしまんちゅフェスティバル」で企画した商品が好評だったため、改めて活用を決めた。

 御菓子御殿の主力は「元祖紅いもタルト」だが、県産紅イモの病害発生で原料調達が滞っている。観光客数も回復基調にある中、紅いもタルトの製造ラインを活用しながら新商品を投じ、売り上げをカバーする考え。初年度に1千万個、15億円の売り上げを目標としている。

 税抜き価格は1個150円、1箱6個入り900円。同社直営店全店や各土産品店、オンラインショップ、サンエーとイオンの一部店舗で販売。

 シークヮーサーは名護市の勝山産、ハイビスカスも県産。澤岻社長は「濃厚なチーズの味と県産のシークヮーサー、ハイビスカスのさっぱりした味わいがいい。紅いもタルトと並ぶ定番商品に育てたい」と話した。

(島袋良太)