戦前、貧しかった沖縄から新天地を夢見て、たくさんの人々が移民として海を渡りました。
彼らは厳しい労働や自然環境に耐え、偏見や差別を乗り越えて移住先に根ざしてきました。それから100年余り。
ウチナーンチュの血をひく県系人は、今や42万人に上るといわれています。沖縄の先人たちはどのような国や地域に渡り、その地で生活してきたのか、その歩みを紹介します。
ハイサイ! 今回から世界のウチナーンチュについて学ぶ新連載「海を越え、つながる輪―世界のウチナーンチュを知ろう―」が始まります。沖縄からの海外移民が始まって120年余り、海外で暮らす県系人は42万人に上ります。移民の歴史や文化、移住先の国々について一緒に学んでいきましょう! 連載1回目は「県内で学べる世界のウチナーンチュスポット」を紹介します。
(2021年01月03日付 りゅうPON!掲載)
<浦添市・中部>JICA(ジャイカ)沖縄図書資料室/多様性を学ぶ場
(2021年01月03日付 りゅうPON!掲載)
120年前、沖縄県民が初めて移民として渡った島・ハワイ。今でも沖縄と深いつながりを持つハワイの歴史や文化、そして故郷を支え続けたハワイのウチナーンチュの歩みを紹介します。
(2021年02月07日付 りゅうPON!掲載)
<県系人の歩み>故郷思い支え続ける
(2021年03月07日付 りゅうPON!掲載)
現在、最も県系人の多い国・ブラジルは、さまざまな民族が混じり合い、多様な文化が花開く国です。その歴史や文化、そこで暮らす県系人の歩みやウチナーンチュとしての思いを紹介します。
(2021年03月07日付 りゅうPON!掲載)
<県系人の歩み>苦難越え、現地に根付く
<ステキな先輩!>ウチナーグチ復興したい/ブラジリア出身・県系3世 上間明エドアルドさん(38)
(2021年03月07日付 りゅうPON!掲載)
戦後、琉球政府が推し進めた「計画移民」で3000人もの県民が海を越え、ボリビアに渡りました。苦労してジャングルを切り開き、有数の農業地帯まで成長させた県系人の歩みを紹介します。
(2021年04月04日付 りゅうPON!掲載)
もうすぐこどもの日。今回の「海を越えつながる輪」は、県内で世界各国の伝統舞踊を学ぶ小中学生を紹介します。沖縄ではなかなかなじみのない舞踊に熱心に取り組む4組は「一人前のダンサーになりたい」「本場のダンスを見てみたい」と目標を掲げます。
(2021年05月02日付 りゅうPON!掲載)
県系移民が初めて踏んだ南米の地・ペルー。首都・リマを中心に10万人の日系人が暮らし、そのうち7割が沖縄系とされます。強い団結力で日系人社会を支えるペルーの県系人の歩みを紹介します。
(2021年06月06日付 りゅうPON!掲載)
多様な自然と生活水準の高さを誇るアルゼンチン。約6万人の日系人が暮らし、そのうち8割を沖縄県系が占めます。白人中心の社会で団結し、生活の基盤を築いていった県系人の歩みを紹介します。
(2021年08月01日付 りゅうPON!掲載)
10月30日は世界のウチナーンチュの日。県民を挙げてウチナーンチュであることを祝う日として2016年に制定されました。今回の「海を越えつながる輪」は、世界のウチナーンチュの日スペシャルとして南米4カ国の県人会の若者団体が登場。遠い南米の地で沖縄の文化や歴史を学んで発信し、さまざまな活動を通して絆を深める若者の思いを紹介します。
(2021年10月03日付 りゅうPON!掲載)
オランダ人に「フォルモサ」(美しい島)と呼ばれた台湾は、沖縄と同じく大国に翻弄された歴史を持ちます。戦前、日本領だった台湾に、出稼ぎで渡った県民の足跡をたどります。
(2021年11月07日付 りゅうPON!掲載)
超大国として世界に大きな影響を与えるアメリカ合衆国は移民によってつくられ、発展しました。多くの民族が暮らす中、県系移民を含む日系人がどのように生きたのかを、2回に分けて紹介します。
(2022年02月06日付 りゅうPON!掲載)
戦前、アメリカ合衆国に渡った日系人は反日感情にさらされながら暮らしていました。そして第2次世界大戦が始まると、敵性外国人として迫害されます。苦難に満ちた日系人の歩みを紹介します。
(2022年03月06日付 りゅうPON!掲載)
今回の「海を越えつながる輪」は、第7回世界のウチナーンチュ大会実行委員会が大会のプレイベントとして実施した図画コンクールの入賞作品を紹介します。同コンクールは2021年7月から12月にかけて国内外の県人会の子どもたちや県内小中高生を対象に募集し、50作品が寄せられました。大会への期待とウチナーンチュとしての誇りにあふれた作品をご覧ください。(受賞者の学年・年齢は応募当時となっています)
(2022年04月03日付 りゅうPON!掲載)
移民によってつくられた国・カナダ。沖縄県民を含む日系人は、反日感情にさらされながらも、団結しカナダに根付いてきました。北の大地でたくましく生きた県系人の歩みを紹介します。
(2022年05月01日付 りゅうPON!掲載)
オセアニアの島々の一部は戦前、日本の統治下にあり「南洋群島」と呼ばれました。多くの県人が海を渡り、製糖を中心に発展しますが、日米の地上戦に多くの住民が巻き込まれ犠牲となりました。
(2022年06月05日付 りゅうPON!掲載)
戦前、ハワイやブラジルなどと並んで多くの県民が渡った地・フィリピン。麻栽培を中心に発展しますが、日米両軍の戦闘に巻き込まれ、多くの住民が犠牲となりました。
(2022年07月03日付 りゅうPON!掲載)
「満洲国」は、日本軍が中国東北地方を占領してつくった国です。農地開拓のために、多くの日本人が移住しました。夢を抱いて渡った地で苦難に見舞われた県民の足跡をたどります。
(2022年08月07日付 りゅうPON!掲載)
戦前、多くの県民が出稼ぎのため日本本土に渡りました。彼らは言葉や風習の違いから差別されることもある中、過酷な労働に従事。故郷・沖縄を思い、慣れない土地で助け合いながら暮らしました。
(2022年09月04日付 りゅうPON!掲載)
2022年10月30日から、いよいよ「世界のウチナーンチュ大会」が開催されます。世界中のウチナーンチュが故郷・沖縄に集まって県民と交流したり、自らのルーツやアイデンティティーを改めて確認したりする、5年に一度のウチナーンチュの祭典です。待ちに待った大会は、沖縄の歴史や文化を学び、ウチナーネットワークの大切さや絆を感じることができるイベントが盛りだくさん。その中から親子で楽しめるイベントを紹介します! (写真は全て2016年大会から)
(2022年10月02日付 りゅうPON!掲載)
新型コロナウイルスの流行で1年延期となっていた「第7回世界のウチナーンチュ大会」がついに開催されました。海外に渡ったウチナーンチュやその子孫の県系人らが一堂に集いました。大会前には「世界若者ウチナーンチュ大会」、10月31日は那覇市の国際通りで前夜祭パレードがありました。2021年1月から続いてきた「海を越え、つながる輪 世界のウチナーンチュを知ろう」のコーナーは今回で終わります。最後は大会で交流する参加者らの笑顔で締めくくります。
(2022年11月06日付 りゅうPON!掲載)
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