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スーパーマーケットチェーン紀ノ國屋(東京、富田勝己社長)は20日から県内のリウボウグループ7店で、看板商品のアップルパイやラー油せんべい、ドレッシングなど約200種類の販売を開始した。1910年創業、東京を中心に全国各地で店舗を展開しているが、県内での通常販売は初。
同社の高橋一実副社長は「時代の変化とともに、小売業の在り方も見直す必要がある」とし、店舗数を増やすだけでなく、他社との共同事業や商品販売、技術提供などを通して販売促進を図る考えを示した。県内でオリジナル商品を販売するのは天久、首里、栄町、普天間、浦添、小禄のりうぼう各店と、デパートリウボウの計7店舗。天久りうぼうでは新たに設置された「リウボウシムマーケット」内で厳選商品を展開する。
20日に催されたオープニングセレモニーで、リウボウストアの親川純社長は「良質な商品を提供することでリウボウの価値を高めたい」と述べた。
紀ノ國屋は多良間島産黒糖を練り込んだ食パンやラスクなど、県産食材を使用した新商品開発と販売にも力を入れる。高橋副社長は「沖縄はまだ注目されていない魅力的な食材であふれている。商品として県外、海外に発信することで、沖縄にも貢献したい」と意欲を見せた。
(普天間伊織)