「全ての命を大切に」 辺野古の海と生き物へ愛の賛歌 船上ライブに50人


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埋め立て現場を背景に歌う人々=24日、名護市辺野古のK8護岸付近

 【辺野古問題取材班】沖縄県名護市辺野古の新基地建設現場近くの海上で、ヘリ基地反対協議会海上行動チームが24日、ライブイベントを開催した。「海のおまつり」と題し、埋め立てで狭まりつつある辺野古・大浦湾と海洋生物への愛を音楽で表現するため、小型船やカヌーで50人が参加した。

 スピーカーを積んだ船をステージに、ブルースシンガーの知念良吉さんら4組が出演。名護市の大学生、渡具知和紀さんは手話ソングを披露し、「すべての命を大切にしよう」と語りかけた。参加者も共に「島唄」「涙そうそう」などを歌った。

 埋め立て地を囲むフロートの内側では、海上保安庁と沖縄防衛局の11隻ほどの船舶が警備した。

(増田健太)