町を挙げての歓迎 本部港に1年ぶりクルーズ船寄港


この記事を書いた人 琉球新報社
約1年ぶりのクルーズ船の寄港を横断幕で歓迎する平良武康本部町長(左から3人目)ら町関係者=26日午前7時55分ごろ、本部港

 【本部】本部町の本部港に26日午前、商船三井客船(東京)のクルーズ船「にっぽん丸」が寄港した。町によると、本部港へのクルーズ船の寄港は約1年ぶりとなる。本部港では、平良武康町長ら関係者が出迎え、乗客らを歓迎した。

 にっぽん丸は、18日から那覇港発着で周辺離島を巡る「飛んでクルーズ沖縄」を実施している。四つのコースのうち、宮古島などを巡るコースの一環で本部港に寄港した。町内のホテルで歓迎会が開かれたほか、町の特産品の即売もあり、乗客らが買い求めていた。クルーズ船は26日夕、本部港を出港し、27日朝に那覇港へと戻る予定となっている。

 クルーズ船を出迎えた平良町長は「新型コロナが終息し、これからインバウンド(訪日外国人)客を含め、クルーズ船の寄港を歓迎したい。寄港によって町のイメージアップや疲弊した北部全体の経済の活性化へとつながってほしい」と話した。
 (池田哲平)