子牛の競り価格下げ止まらず 6月の平均45万8320円、19年度以降で最低


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県内各地で行われる子牛の競り(資料写真)

6月に県内で実施された子牛の競りが19日に終了し、平均価格は先月比3.6%減の45万8320円(税抜き)だった。2019年4月以降、最低価格となった。雌の平均価格は39万7734円(税抜き)。雌の平均価格が基準を下回った農家を対象に差額の9割を県が補助する制度の基準額を下回っている。

県によると、同制度の平均価格の計算方法を四半期から単月に変える案が出ており、子牛価格の下落に合わせ、4月までさかのぼって差額を支給する予定。

南城市で繁殖農家を営む大城健一さんは「生活費の捻出にも苦労している状態なので、支給が早まる変更はうれしい」と語った。
(福田修平)