次期社長に根路銘副社長を指名 りゅうせき株主総会で當銘社長 社長60歳定年で1年後の禅譲へ準備


この記事を書いた人 琉球新報社
當銘春夫社長

 りゅうせき(浦添市)の當銘春夫社長(59)は27日、那覇市のザ・ナハテラスで開いた株主総会で次期社長人事について言及し、同日副社長に就任した根路銘剛宏氏(52)を「(来期の)社長に指名したいと思っている」と明らかにした。来年2月に60歳となる當銘社長は、社長は60歳定年とするりゅうせきの内規により来年6月の株主総会で社長を退くことを報告。早期に次期社長について方針を示すことで、さらなる体制強化を図る狙いがあるとみられる。

根路銘剛宏副社長

 當銘社長は琉球新報の取材に「根路銘副社長には1年後の自らの経営方針をじっくり考えてもらうため今回の体制になった。事業の再構築と新たなビジネスモデルの構築につなげてほしい」と話した。

 株主総会は余剰金の配当や任期満了に伴う取締役選任など5議案を承認した。期末配当は1株当たり40円で、配当総額は1億2千万円となる。役員改選では金城克也会長(67)が退任し、8人が再任、新任された。
 (謝花史哲)