ゆいレール、朝6時前に那覇空港着 観光客回復で8月にダイヤ改正 混雑踏まえ始発を19分繰り上げ


この記事を書いた人 琉球新報社
ダイヤを改正し、8月13日から那覇空港行きの始発時刻を繰り上げるゆいレール=6月19日、那覇市(ジャン松元撮影)

 沖縄都市モノレール(ゆいレール)は8月13日からダイヤを改正し、那覇空港駅行きの始発時刻を繰り上げる。てだこ浦西駅を現行より19分早い5時20分に出発し、同57分に那覇空港駅に到着する。新型コロナウイルスの影響緩和で観光需要が回復し、早朝から混雑することを踏まえた。空港の旅客ターミナルビルが開館する午前6時に合わせて始発便を運行する。

 ダイヤ改正に伴い、平日の運行本数は往復計264本に増やす。2021年2月の改正時との比較で25本増、22年9月から臨時ダイヤで増便している現行との比較では7本増となる。休日ダイヤは202本で、21年2月の改正から1本増。

 コロナの影響が落ち着くにつれて、ゆいレールは朝からキャリーケースを持った観光客や地元客で混雑するようになっている。担当者は「満員で乗れないというご意見も踏まえて調整を進め、始発時刻を早める」と説明した。

 ダイヤ改正に先立ち8月10日から、朝夕の混雑時間帯に3両編成の車両を投入する。車両内にはスーツケース置き場も新設される。
 (當山幸都)