帝国データバンク沖縄支店が6日発表した上半期(1~6月)の県内企業倒産(負債額1千万円以上)は21件、負債総額は19億7200万円だった。負債額が大きい倒産があった前年同期との比較で負債総額は50%減だったが、件数では3件増えた。21件のうち、上半期の新型コロナウイルス関連倒産は4件だった。
6月分の倒産は2件、負債総額3千万円。新型コロナウイルスの影響が緩和し、観光関連産業を中心に売上高は回復基調にあるが、同支店は「コロナ禍前の収益回復に至っておらず企業体力が衰退している企業も散見される」と指摘。一方で、6月の景気動向調査は、沖縄の景気DIが54・3で前月比0・1ポイント後退したが、全国(45・0)や九州(48・2)を上回った。
(當山幸都)