3万回分の抗原検査キットを配布、沖縄30病院の医療従事者を対象に コロナ拡大で県


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抗原検査簡易キット

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、県は7日から、県内30病院に医療従事者向けの抗原検査キット3万回分の配布を始めた。

 新たな流行により、病院内で患者や職員の感染も拡大している。5類移行以前は職員向けの検査は公費負担だったが、移行後は病院負担に変わっている。そのため、県が保有する同キット5万回分を活用することで、院内の感染対策を強化することが狙い。県は国の予算などを活用してキットを確保しつつ、今後も希望する病院に配布する。

 県は12日、無料通信アプリ「LINE」を活用し、コロナ関連情報を発信する「RICCA(りっか)」で、同日11日時点の入院患者数(暫定値)が935人だったと発表した。

 県は10日から、日々の入院患者数をりっかで発表している。
 (嘉陽拓也)