【動画】やっぱりステーキ、シドニー出店も決定 海外第1号のネパールチトワン店が開店 3年で海外30店舗目指す


この記事を書いた人 琉球新報社
ネパールチトワン店のオープンを前に記者会見するディーズプランニングの義元大蔵社長(右)と現地責任者のクリシュナ・マニ・ポウデルさん=現地時間13日(提供)

 ステーキチェーン「やっぱりステーキ」を展開するディーズプランニング(那覇市、義元大蔵社長)の海外進出1店舗目となる「やっぱりステーキネパールチトワン店」が14日、ネパール東部のチトワン郡に開店した。開店に先立ち現地で13日に会見した義元社長は「ネパールの人材育成にもつなげたい」と述べ、沖縄発の顧客サービスなどを通して現地の発展に貢献する考えを示した。

 また、同社が今年夏にオーストラリア・シドニーにも出店を決めたことも14日までに分かった。北米進出も視野に入れており、今後3年間で30店舗を目標に海外展開を積極的に進める。

 ネパールチトワン店の会見には複数の現地のメディア関係者が出席した。義元社長は現地担当者のクリシュナ・マニ・ポウデルさんと共に会見に臨み、ネパールでの事業展開などについて説明した。

ネパール店舗用に新たに開発したヤギ肉のステーキ(提供)

 ネパールチトワン店は、宗教上の理由で牛肉を食べない人が多いネパールの事情を考慮し、ヤギ肉や豚肉のステーキを中心としたメニューを導入した。看板のキャラクターも同店ではヤギに変更した。経済的な成長が著しいネパールで、沖縄のステーキ文化を広げたい考え。

 同社は2015年に那覇市松山でやっぱりステーキ1号店を開店し、17年には県外に出店、各地で店舗を拡大してきた。海外展開は創業時からの目標で、ネパールチトワン店は念願の第1号店となった。

 義元社長は「ぶれることなく事業の核を大切にしつつ、出店する国の文化やニーズを調べ、柔軟に取り入れることで進化していきたい」と述べた。
 (普天間伊織)