【石垣】JALグループは21日、石垣市の新石垣空港(南ぬ島石垣空港)で、石垣-羽田線の就航30周年記念セレモニーを開いた。日本トランスオーシャン航空(JTA)の野口望社長ら関係者がくす玉を割って祝い、さらなる発展を誓った。野口社長は「30周年は地域や利用者のおかげだ。これからも沖縄、石垣と言えばJTAと言ってもらえるような会社を目指して精進していく」と述べた。
JTAの石垣-羽田線は1993年7月21日に開設した。2002年度に累計搭乗者数が100万人を突破。その後09年度に200万人、16年度300万人、21年度に400万人を超えた。
21年3月に日本航空(JAL)との共同運航を開始し、繁忙期に円滑に大型機を就航させることが可能になった。23年は6月末時点で搭乗者数は405万人に上っている。
中山義隆市長は「新型コロナ禍で厳しい状況だったが、社員一丸となって頑張っていただいたおかげで30周年という素晴らしい節目の日を迎えられた」と祝福した。
式典後、JALグループの社員が三線や太鼓を演奏し、搭乗客を見送った。
(照屋大哲)