コザ運動公園内にホテル「レフ沖縄」が完成 県内初のパークPFIを活用、キングスをデザインした内装も 8月1日開業


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DENPAさんが描いた琉球ゴールデンキングスルームの内装=29日、沖縄市のREF沖縄アリーナbyベッセルホテルズ

 FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)に合わせ沖縄市のコザ運動公園内に完成した「REF沖縄アリーナbyベッセルホテルズ」のオープニングセレモニーと内覧会が29日、行われた。

 民間資金を活用するパークPFI(公募設置管理制度)を県内で初めて活用し、8月1日からホテルとホテル前のファミリーマートが開業するほか、公園内に設置された326台分の市民駐車場も稼働する。9タイプの客室が150室ある。W杯期間中は既に9割が予約で埋まっているという。ホテル内には沖縄市にゆかりのあるアーティスト14人の作品を掲示。キングスルームの内装は画家のDENPAさんが手がけ、3室のアーティストルームはそれぞれ異なる作家がデザインした。屋上のプールからは沖縄アリーナを望むことができる。

 式典で沖縄市の桑江朝千夫市長は「沖縄市の魅力発信の一翼になると期待している」とあいさつ。共同企業体で建設を進めた、すこやかホールディングスの宮里敏行社長は「これを起爆剤に沖縄市を発展させるように尽力したい」、ベッセルホテル開発の澁谷誠会長は「芸術を楽しめて、こんなに面白いホテルは日本にない」と話した。

 ホテル前のファミリーマートは琉球ゴールデンキングスのロゴなど、チームにまつわる装飾で飾られる予定。

(古川峻)