台風の影響で携帯各社の通信障害続く 沖縄


この記事を書いた人 琉球新報社

 台風6号の影響で2日から県内一部地域でKDDI、ソフトバンク、NTTドコモの携帯電話などのサービスが利用しづくなっている件で、3日も各地域で通信障害が続いた。いずれも台風による停電や伝送路故障などが原因とみられる。同日午後9時現在、復旧の見通しは立っていないが、各社とも安全が確保され次第、順次復旧作業を進めるとしている。

 停電が続く地域が多いことから、沖縄セルラー電話(那覇市、菅隆志社長)は3日午後から那覇市の沖縄セルラー本社ビル、県内au Style、auショップ、UQスポットなどでケータイ・スマートフォンの充電サービスを実施。同日午後6時までに訪れた人に無料で電源を提供した。

 KDDIは2日午前2時ごろからうるま市、南城市、国頭郡伊江村、国頭郡金武町、島尻郡与那原町、浦添市、糸満市などでau、UQ mobile、povo、au回線利用MVNOの通信サービスが利用しづらい状況になった。

 ソフトバンクは2日午前8時ごろから名護市、糸満市、うるま市、南城市、国頭村、大宜味村、東村、今帰仁村、恩納村、伊江村、読谷村、渡嘉敷村、座間味村、伊平屋村、久米島町などで携帯電話サービスSoftBank Air、おうちのでんわ、ソフトバンク回線利用MVNOの通話サービス(音声通話、データ通信、SMS)が利用できない、しづらい状況になった。

 NTTドコモでも2日未明から那覇市、沖縄市、うるま市、名護市、南城市、宜野湾市、糸満市、豊見城市、国頭村、大宜味村、恩納村、金武町、伊江村、本部町、読谷村、中城村、北谷町、嘉手納町、八重瀬町、久米島町、渡名喜村、南風原町などでドコモ、ドコモ回線利用MVNOの音声通話、データ通信などの携帯電話サービスなどで一部通信障害が発生している。
 (普天間伊織)